マクロ経済学#8【単修】2019年6月

2019年07月13日

マクロ経済学#9


公開勉強(*´ω`*)
あした試験なのにまだ#9という!!
わー!今日はぽんぽん記事が上がると思います(笑)
目標は17時までに終わりたいところです。(記事として書きあげるのはもうちょい遅いかも)


過去問(2019年6月)を解いているときにふと気になったことを質問してみました。

7/9(火)に質問メールを送ったところ、7/11(木)にお返事が。
正直、試験には間に合わないタイミングで出してしまったなあと思っていたのですが
こんなに早くお返事頂けるとは思ってもいませんでした。
先生、メディスク担当者様、対応頂きありがとうございます(*´ω`*)

【質問内容】
「居住サービスのための住宅・建物」と「居住のための住宅・建物」は同一内容になりますか?
建物購入は投資需要と認識していますが、「居住サービス」は福祉施設等を想定しているのでは、と思い、消費需要に当てはまるのではと考えました。


【回答内容】
「居住サービス」それ自体への需要でしたら,消費需要になります。
もしそれが所得無関係に意図される需要でしたら,独立消費支出に該当することになります。

これに対し,「・・・のための住宅・建物」への需要は,用途はどうであれば,生産に利用可能な財貨(有形なモノ)の蓄積への需要になります。
資本蓄積への需要,すなわち,投資需要になります。


+++++++++++++++++++

私が言葉尻に引っかかってつい送ってしまった質問内容になりますが・・・(苦笑)
独立消費支出が所得に依存しない消費(人間が生存する上で必要な消費)とあったので、
生活するために居住サービス(福祉施設)って絶対に必要って訳ではない気がするけどどうなんだろう?と思い、聞いてみました。

すごくわかりやすい解説を頂けて、助かりました。
建物購入は全般を指して投資需要でいいのね(*´ω`*)ホッ
独学でやってると、この考えで合ってるのかな?と不安になることが多かったので
これからはちゃんと質問メールいっぱい出そうと思いました(*´ω`*)
聞ける相手がいるってのはいいことですねえ・・・。







+++++++++++++++++++

#9.1-0101

FPでもファイナンス論でもありましたが、現在価値を求める問題ですね。
 将来価値=現在価値×(1×金利r)^n

が公式なので、将来利益が出てる場合当てはめて現在価値を求め差分が利益となるということです。
利子率は例題に明記されてないので10%とすると、以下のように求めることができます。

A : 1.1億円=V×(1+0.1)     V=1.0億円
B : 1.575億円=V×(1+0.1)   V≒1.432億円
C : 2.04億円=V×(1+0.1)    V≒1.855億円

プロジェクトの価値は -投資額+現在価値=プロジェクトの価値 で導くことができます。
投資額>現在価値となると、プロジェクトの価値はマイナスになります。
そうするとプロジェクトを実行する価値がなくなってしまいます。

上記の10%で考えると、プロジェクトAのみとんとんになるのでこの3つの中だと実行する価値があるのでしょうか。


+++++++++++++++++++

【公式】 企業の市場価値=発行済株式の市場価値+負債の市場価値

モジリアーニ・ミラー定理(MM定理)というものがあり、完全市場を仮定した際、企業の資本構成および配当政策は企業価値に影響を与えないという定理です。それによって、上記の公式が証明されているわけですが。
税金のない完全市場の場合、資本構成の内訳を問わず企業の市場価値が一緒になるって話です。
資本構成がどういう内訳でもというのは、自己資本100%でも、自己資本50%他人資本50%とかで構成されていても合計すれば100%だからどっちでもええんやでってことじゃないでしょうか。

【公式】 企業の市場価値=実施プロジェクトの価値総額(V)+実施プロジェクトの投資総額(I)

利子率を1%とすると、以下のように求めることができます。

A : 1.1億円=V×(1+0.01)     V=1.089億円
B : 1.575億円=V×(1+0.01)   V≒1.559億円
C : 2.04億円=V×(1+0.01)    V≒2.020億円

プロジェクトの価値
A : 現在価値1.089億円-投資額1.0億円=0.089億円
B : 現在価値1.559億円-投資額1.5億円=0.059億円
C : 現在価値2.020億円-投資額2.0億円=0.020億円

プロジェクトA~Cの価値合計 : 0.089+0.059+0.020=0.168億円
プロジェクトA~Cの投資合計 : 1.0+1.5+2.0=4.5億円
企業の市場価値 : 0.1668+4.5=4.668億円

上記ではすべてのプロジェクトを実施していますが、マイナスになるとわかったプロジェクトは実施しないという選択をした場合、利子率10%の時はプロジェクトAのみ実施してもいい(マイナスにはならない)であったため
企業の市場価値 : プロジェクトの価値0億円+投資額1億円=1億円
という結果がでます。


+++++++++++++++++++

ρ理論

縦軸にρをとり、横軸は投資Iをとって右下がりの曲線を描いているグラフです。
見てわかることといえば、ρが下がれば投資額は上がるということでしょうか?
グラフ書いてないのでわからないかもしれないですが、ρは投資額の利子率rに一致しています。

【公式】 平均ρ≧1 ⇒ 投資プロジェクトの実施 ⇒ 限界ρ≧1

平均ρが1以上であればプロジェクトを実施する価値がある
投資プロジェクトを実施すべき価値があるならば、限界ρは1以上である。

そもそも平均ρは、平均(割り算)ということで、

平均ρ=企業の市場価値÷投資額(I)

企業の市場価値は既出していますが 企業の市場価値=V+I とあるので、
平均ρ=(V+I)/I=V/I+1 でも導くことができます。

金利10%のとき、プロジェクトCは
C : 2.04億円=V×(1+0.1)    V≒1.855億円
C : 現在価値1.855億円-投資額2.0億円=-0.145億円
プロジェクトCの投資      : 2.0億円
プロジェクトCの市場価値   : -0.145+2.0=1.855億円
平均ρ:1.855÷2.0=0.9275

もとよりプロジェクトの価値がマイナスになっているので実施すべきじゃない結論がでていましたが
平均ρも同様に1を下回っています。
実施すべきプロジェクトなら現在価値>投資額なので1を上回るのでしょう。


限界ρ=限界効率ρ÷市場利子率r

限界ρはプロジェクト価値が0の時点を指すので、プロジェクトA(金利10%)で考えると
金利10% 投資額1億円 将来価値1.1億円のとき、限界ρは1となります。
とすると、金利rと限界効率ρは一致するということがわかってきます。


グラフの読み取り問題はでるのかわかんないですが、金利rと投資Iのグラフとして考えればすっと入ってくることがわかりました(*´ω`*)
ただ説明するのはめちゃめちゃ苦手です。。


ten00x000 at 12:00│Comments(0)マクロ経済学 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
マクロ経済学#8【単修】2019年6月